一歩足を踏み入れると別世界。1200年の歴史を持つ伊豆山温泉の『走り湯』で、見たことのないワイルドな温泉体験ができました!
熱海駅からバスで湯河原方面へ5分+徒歩10分ほどのところにある走湯温泉湧出口。全国でも珍しい横穴式源泉で、山中から湧き出したお湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様子からその名がついたということです。(※入浴施設ではありません)
トンネルのような走り湯源泉の入り口。近くに来るとゴウゴウという激しめの音と、大量の湯気が溢れ出ています。
今日も走ってます#熱海 #伊豆山 #走り湯 pic.twitter.com/FNYn0qXt1F
— アタミーゴ (@atami_go) 2021年5月10日
中に入る前に・・・走り湯の見学の前に必ず確認すべき注意事項を。
- 洞窟内は湯気で視界が悪い(メガネはくもる)
- お湯の吐出口は大きな音とともに熱いお湯が湧出している
- 洞窟内は多湿で滑りやすい
とにかく安全第一ということですね。心して潜入します!
一歩足を入れた瞬間、ブワッと襲ってくる熱を帯びた蒸気。予想以上の暑さです。内部の奥行きは5メートルくらいで、照明はあっても湯気がすごいので視界はあまり良くありません。転ばないように、慎重にゆっくり奥まで進みます。
突き当たりにあるのが轟音と湯気の根源、走り湯の源泉。ボッコボコ言ってます。このお湯は70〜50万年前の火山活動の余熱によって温められた地下水。常時70度のお湯が毎分100リットル以上湧き出ています。地球すごい。
#伊豆山温泉 の #走湯
— アタミーゴ (@atami_go) 2021年5月10日
1分で蒸し上がります♨ (自分が) pic.twitter.com/J8e9Z3qq7D
走り湯は病を治し長生きさせてくれると古くから信仰の対象とされてきました。そしてその信仰の中心がこの走り湯の上にある伊豆山神社なんだそうです。
♨︎伊豆山神社に関する記事
よくお寺でお線香の煙を浴びたりしますが、ここは霊験あらたかなお湯の蒸気が洞窟中に充満しているので立っているだけで身体中にご利益を浸透させられそう・・・。
よく見をこらすと、一番奥には小さな鳥居が。
熱気と湯気に包まれた、伊豆山のお湯の神様。なんとも不思議な光景でした。
内部に滞在していたのはほんの数分。それでも全身(服も含めて)じっとりで、服を着たままサウナに入ったような状態。外に出た瞬間の明るさと風の心地よいこと!たった5メートルの奥行きなのに、ずいぶん遠くまで行ってきたような感覚になりました。
ちょっと変わった形の温泉を見たい方、サウナ好きな方にもおすすめです😂
すぐそばにはこの源泉を守る『走湯神社』や海の見えるすてきな足湯も。長くなってしまったのでまた別の記事でご紹介できたらと思います。
熱海の温泉シリーズ⇨♨︎