美しい青色の水がSNSでも話題の『柿田川湧水』。そのブルーをこの目で見たい!ということで、日本の名水百選にも選ばれている柿田川へ行ってきました。
熱海拠点の日帰り・半日観光にもオススメです♩
*熱海〜柿田川公園 アクセス
目指すのは『柿田川湧水公園』(バス停の名前)。まずはJR熱海駅から東海道線に乗って2つ目の三島駅で下車。南口のバス乗り場4番からバスに乗って15分くらい。バスの時刻は事前に確認をしておいた方が良いでしょう。サントムーンという大きなショッピングモールも歩いてすぐなので、ついでにお昼を食べたり買い物したりできます。
電車の最寄りの駅は三島(三島市)ですが、柿田川公園の住所は清水町です。湧水を擁するのは清水町。説得力あります。
*柿田川公園
柿田川の上部に位置し、湧き水を観察できる展望台や遊歩道が整備されている柿田川公園。柿田川公園、柿田川湧水公園どちらが正式名称なのかよくわかりませんが、どちらも同じ公園を指していることは間違いありません。
入り口に案内板があるので好きな順に見ましょう。園内は広めですが道はわかりやすいので迷子になる心配はありません。
*第1展望台
展望台というからにはどこかに登るんだろうなと思っていたら、まさかの下り階段。下には川にせり出した展望台があります。
展望台からの眺め(一部)。このあたりが柿田川の最上流部、湧水河川である柿田川が生まれる場所です。左側にいくつかあるグレーっぽい砂だまりのようなもの、わかりますでしょうか。「わき間」と呼ばれる水が湧き出ているポイントです。画像だと非常にわかりにくいので、動画でぜひ。
第一展望台。 pic.twitter.com/WOriFl59Yw
— アタミーゴ (@atami_go) 2021年5月30日
このような「わき間」が大小たくさん見られます。湧き水の数も勢いもすごいし、水の透明度にもびっくり。「青い水」目当てで来たのに、すでに感動です。柿田川は日本の名水百選だけでなく、国の天然記念物にも指定されているそう。
*湧水のしくみ
柿田川は、富士山周辺に降った雨や雪が11,000~8,000年前 の富士山の噴火により流出した溶岩(三島溶岩流)の中を通り、 その溶岩の南端である清水町にて地上に湧き出た地下水が形成す る豊富な水量を保つ清らかな川です。
(清水町の柿田川のリーフレットより引用。リンクは記事の最後に)
富士山周辺に降った雨や雪が地下にしみこんでから湧き出すまでの時間は諸説ありますが、一説によると26〜28年とも言われています。清らかな水は富士山と、その周辺の自然と、そして長い年月の共同作業でできているんですね✨
清流。 pic.twitter.com/ReDDgFIuAX
— アタミーゴ (@atami_go) 2021年5月31日
柿田川全川がすべて湧水で、1日100万トンもの水が湧き出ているそうです。そしてこの水は静岡県東部の飲料水になっていると!熱海市民の私が飲んでいる水もここから来ているのかー!!感謝、感謝。
*第2展望台
いよいよあのブルーの水が見られるという第2展望台へ!
近くに行くと、下を覗き込んでいる人の「うわ〜」という声が聞こえてきます。
うわ〜〜〜〜😀
思わず言っちゃいますね、これは。本当に青い!美しい!!他の写真は明るさなど調整していますが、こちらはあえて加工一切なしで載せています。天気は薄曇り、午後14時半くらいに撮影。晴れていたらもっときれいに見えそう。
昔ここには紡績工場があって、この井戸はその名残だそうです。中の砂と光の加減でこのブルーが生まれるとのことですが・・・じーーーーーーっと見入ってしまうほど、神秘的な深い青。
こちらも絶え間なく水が湧き出ていました。
こんこんと。 pic.twitter.com/VQK2BRXgVn
— アタミーゴ (@atami_go) 2021年5月29日
*貴船神社が!
第2展望台から広々とした公園を通ってさらに奥へ。
ちなみにこの公園部分にはテーブルや椅子があり、お茶を飲んでいる地元の方々がいらっしゃいました。
公園内には、なんとあの京都の貴船神社の分社があります!水の神様が祀られていますが、縁結びのご利益があることで知られているそうです。
触れると良縁に恵まれるという「おむすび」。
コロナ上等、ベタベタ触ってきました。
これできっと私の恋愛運も柿田川の水のようにボコボコと湧き上がってくる・・・はず。
*神社より奥のエリア
木製八つ橋
木製の遊歩道を歩いて川辺(川の上?)を散策。緑と水のせせらぎと。歩いているだけでマイナスイオンを全身で浴びているようです。第1・第2展望台は階段がありましたが、その他のエリアは比較的歩きやすいと思います。(雨の日は滑りやすそう)
湧水広場
湧水広場は実際に触れることのできるように整備された場所。浅くなっていて、お子さんにとっては最高の遊び場ですね。水に手を入れてみるとキリッと冷たい!真夏なら迷わず靴を脱いでいたことでしょう。足湯もいいけど、湧水に足をつけて涼をとるなんてオツだろうなぁ・・・。
船着場
こちらは製紙会社が使用していた井戸の跡からの湧水。どこまでもクリア。船着場というのはこのポイントの呼称みたいです。
遊歩道から見える湧水。透明。 pic.twitter.com/nDq1pRpZ6K
— アタミーゴ (@atami_go) 2021年5月31日
冬には鮎の産卵が見られるのだとか。清流の証拠ですね。
柿田川公園は最高に癒される!
SNSで見た「青い水」を求めて訪れた柿田川。でも青い水は川のほんの一部で、そこらじゅうから湧き出る清らかな水や緑に囲まれた散策路、鳥たちの声、すべてに癒され期待以上の経験でした。公共交通機関のみで気軽にアクセスできる湧水というのは貴重かも?熱海で何泊かされる方のオプションとしてもおすすめです!
こんなに大きなカエデ?の木もあったし、これは秋の景色も楽しみ♩
ひとつだけ。5月にしてもう蚊がいましたので、これからの季節に行かれる方は対策をしたほうがよさそうです。
↑ページ内の「リーフレット」に柿田川のあらましなどが詳しく載っています。