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〜日々の散歩で見つけた熱海の記録〜

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圧巻!!【三嶋大祭りの手筒花火】がすごかった!

飛び散る火の粉、花火師たちの雄叫び…とにかくすごかったです!

8月15~17日の3日間にわたり、熱海のご近所・三島で『三嶋大祭り』が3年ぶりに開催されました。三嶋大社を中心に、大通りを歩行者天国にして行われる静岡県内屈指の夏祭りです。

www.mishima-cci.com

今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝役を演じた大泉洋さんが大河の衣装そのままで頼朝公旗揚げ行列に登場したことでも話題となりました。

3日間を通して様々な神事や催しがあるのですが、私が注目したのは16日に行われた手筒花火の奉納

ずっと昔にテレビで見た湖西市の遠州新居手筒花火を今でも強烈に覚えていて、それ以来手筒花火=静岡(厳密には長野・愛知・静岡などで盛んみたいです)というイメージを持っていました。実際に手筒花火が見られるのは静岡県西部の方が多いので、熱海から電車で2駅の三島で見られるなら行くしかない!!

ということで、三嶋大祭りの中でも手筒花火に照準を絞って夕方に三島へ向かいました。

歩行者天国となっているメインストリートの人の多さにびっくり!!例年は50万人が訪れるとのことです。

手筒花火が奉納される三嶋大社の大鳥居の前。花火開始の予定時刻の1時間前に到着しましたが、ちゃんと花火が見られるか不安になりました…。

境内をどんどん進み、奇跡的に一人分空いていた場所を迷わず確保。木や火の粉除けの板で視界が遮られてしまうのがちょっと残念だけど、続々と人がやってくるので贅沢を言わずに留まることにしました。消防隊員の方々が周囲にぐるっと配置されていて、緊張感があります。

待っている間、真後ろでは地元出身らしき若者たちが「やべえ、いつもより全然人多くね?」なんて会話をしています。3年ぶりの開催、そしてまだまだ遠出ができない状況とあって近隣の皆さんが見に来たのでしょうか。

夜7時半ころ。花火が奉納される場所でまずは神職の方によるお清め(?)が行われました。

そして、ついに花火に点火!!

音も炎もとにかく荒々しい!想像の何倍、何十倍もの迫力に圧倒されてしまいました。

風の強い日だったのでとにかく火の粉が飛びまくり。前方で見ている人は注意が必要です↓

手筒花火はモウソウ竹に縄を巻き付けた花火筒を持ったり脇に抱えたりして、その状態で火をつけます。危険が伴うため制作した者以外は打ち上げが禁じられているという、完全な「自作自演」だそうです。

てっきりこうやって↑脇に抱えるものだと思っていたので、花火師さんたちが小さめの筒を両手に持って、間髪入れずに点火してはくるくる舞うという光景には本当に驚きました。

この手筒花火の奉納は除災招福を願う意味が込められていて、その噴煙が厄を祓い、福を呼ぶとされているそうです。

およそ30分にわたって燃え続けた花火。確かにいろいろなものを火の粉と一緒に吹き飛ばてくれそうな力強さがありました。

燃え盛る炎を目の前にして血がたぎってくるような感覚も味わいながら、火の絶対的な恐ろしさみたいなものを感じたり。ド迫力なんだけど幻想的でもある不思議な時間でした。

花火が終わり神社を出ようとすると、大鳥居の前にたくさんの山車が!!

三島のお囃子は『シャギリ』と呼ばれ、大人も子どもも一体となって盛り上がりまくっています。

花火目的で来たので「シャギリは駅から大社までの間でどこかで見られたらいいな」くらいに思っていたので、予想外にこんなに壮大な競り合い(複数の山車でシャギリ合戦)に出会えて嬉しかったです☺

今年はほんの一部しか見られなかったけど、来年はもっとどっぷりと三嶋大祭りに浸りたいと思います。もちろん手筒花火はマストで!

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