♨︎毎日温泉に入りたくて熱海に移住しました♨︎

〜熱海1年生・アタミーゴによる日々の記録〜

昨日と今日の記録(2021年7月3日と4日)

この度の伊豆山の土石流災害でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。また、被害にあわれた方にお見舞いを申し上げます。

幸い私の住んでいる場所では何の不自由もなく過ごすことができています。ちょうど数日前に散歩がてら伊豆山神社へ行ったばかりだったので、その道が変わり果てた姿になっている動画や画像を見て、ただただ恐ろしく、昨日は何もすることができませんでした。

何の役に立つかはわかりませんが、昨日と今日の自分の感じたことなどを残しておきたいと思います。

 昨日(7月3日)の午前中。

スマホの緊急アラートや市内の放送で伊豆山で土砂災害があったと知る。「XX▲▲付近」というような表現だったので、その場所をGoogle Mapで検索して家からの距離を確認。ずっと雨続きだったけど朝は激しい雨が降ったという認識もなかった(少なくても私が起きている時間は)ので、その時はごく一部の、小規模な土砂崩れだと思っていた。

そのうちにツイッターで、地元の方が撮影された伊豆山の土石流の映像が流れてきた。信じられない光景だった。その頃には家の前を消防車や救急車がひっきりなしに通るようになり、ことの重大さに気がつき始める。

その映像は瞬く間にSNSで拡散され、テレビなどでも取り上げられ始め、熱海の外の人から安否確認のラインがどんどん来るようになった。全国ニュースで取り上げられる規模のことなのだと再認識。

昨日(7月3日)の午後以降。

SNSで何度も何度も家が流される映像を見ていると、東日本大震災の時のことがフラッシュバックしてパニック気味になってしまったため、途中からあまり見ないように努めた。ただ、市内の放送や熱海市のメルマガだけでは心許ない部分があったので、情報の入手方法が難しいと感じた。コミュニティFMとかを聞くのが一番良かったのかも・・・。

その後もスマホの警報や行政からも注意喚起があったが避難所が遠いので自宅にいた方が良いと判断。家でただおとなしくしていた。

夕方前には自衛隊の災害支援車両が続々と来ているのが見えた。ヘリもたくさん飛んでいた。消防車・救急車のサイレン、緊急速報のアラート、市内放送、ヘリ、大型車両がゆっくり通る重低音。とにかく日が沈むまでずっと何かしらの異常な音が鳴っている状態だった。

仕事(在宅)も手につかず、何もする気が起こらず、ただ漠然と不安・・・という1日。精神的に疲れてしまい、早めに就寝。・・・と思ったけど、夜になっても雨が結構降っていたので果たしてぐっすり眠って大丈夫なものか、心配だった。(結局寝た)

昨日(7月3日)にやったこと。

土石流の映像を見てすぐに思い出したのは、今年の初めに引っ越してきた時、入居前にハザードマップを用いて不動産屋さんに説明をされた時のこと。私の住んでいるマンションは斜面に建っていて敷地の一部が土砂崩れの危険性のあるエリアだと言っていたように記憶していた。その時は形式的に「聞いて」たけど、まさか本当に近所で災害が起こるなんて・・・。慌ててネットでハザードマップを再度確認しようとするも、アクセスが集中しているのか熱海市のページは開けず。不動産屋さんから渡された紙を引っ張り出して確認。その結果、うちのマンション(の敷地の一部)は「急傾斜地の崩壊」警戒区域だった。「土石流」という言葉は入っていない区域だけど、果たしてこれは安心していいのかどうか、さっぱりわからなかった。その後熱海市全域が警戒レベル5とされていたけど、自分の家が避難すべき場所なのかどうか判断ができず。事前にもっとちゃんと確認をしておかなかったこと深く反省した。

夕方に来た熱海市のメルマガ↓

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これを見て、念のためバスタブに水を張り、水筒に水を入れたりちょうど空になった2Lのペットボトルに水を入れて冷凍庫に入れたりした。非常用リュックの中身を点検して、玄関の近くに出しておいた。

今日(7月4日)のこと。

熟睡できず、早朝に起床。朝食をかきこみ、何かできることがあればと思い自宅から一番近くの避難所へ。(そもそも自分が避難するなら行くべき場所だし、様子を見て邪魔ならすぐ帰ろうという心積り)

みなさん前日から避難されているので私が行った時には混乱はなく、十分なスペースが保たれていた。10年前に東北で見たような、歩き回るのが大変という感じは皆無だったので少しだけほっとした。役場の方の指示に従って簡単なお手伝い。ご年配の方がほとんど。着の身着のまま避難してきたので「薬がない、携帯がない、一度帰りたい」と仰っている方が多かった。でも道が塞がれているのでそれは叶わず、心が痛んだ。マスコミの多さにびびる。

役所の方は若い方が多く、交代制で夜通しいらっしゃるとのことだった。看護師(?)の方が巡回で来て、必要な薬や処置などを聞いて回っていた。高齢の方はやはり薬や体の心配が一番大きいらしく、看護師さん(?)が来て少し安心したようだった。

お昼前、今日中にみなさんがホテルへ移動できる算段になったと聞いて一安心。一度帰宅することに。

昼食をとって再び避難所へ。ホテルへの移動のメドがつき、みなさん移動の準備をするタイミングだったので、避難所の後片付けなどして帰宅。

この2日間で感じたことなど。

⑴自宅から最寄りの避難所に初めて行ってみて案外遠いことが分かった。私は車がないので、避難をするなら明るいうちにしなければ。実際に避難をシミレーションして非常用品をパッキングすると、2Lの水とかはきついということも分かった。

⑵避難所には一人暮らしと思われる年配の方もいらした。でも、仲良しのご近所さんと隣同士並んでいる人が多くて、そういう意味では私の知っている社会より心配ごとが一つ少ないと思った。変な話だけど、このような事態にあって熱海の温かみに触れた気がした。これが首都圏だったら、もっと孤独で必要最低限のこと以外を喋ることなく不安な夜を過ごす人が多いんじゃないかと思う。

⑶今回初めて被災地に住んでいるという身になってみて、「熱海にはホテルがたくさんあるんだからそこに避難させてあげて」「体育館に避難とか今時ありえない」というような外部からのSNSのコメントを見かけて悲しい気持ちになった。「それ、熱海の人たちが考えてないとでも思ってんの?」と思ってしまった。外から見るのと中で感じるのでは、こんなに温度差があるんだなと。私の知る限り、地元の人はみなさん当初から個人、お店、企業レベルでできることをどんどんしていた。週末の観光地で起こった災害。ホテルや旅館は足止めをくらった観光客も抱えている。私は実際に避難したわけでもないし、今回の避難対応に改善の余地はあるかもしれない。もちろん避難所で寝る必要がないに越したことはない。だけど、私はこの状況下で避難所での宿泊が1泊だけで済んでよかったなと思ったし、行政の方、関係者の方に感謝の気持ちしかない。

⑷私は今年熱海に移住をしてきたばかりで、友人知人は首都圏の人がほとんど。本当にたくさんの人が安否確認をしてくださった。感謝。それに、熱海移住者としてブログやSNSをやっているので、ネット上でしか繋がっていない人からもお気遣いのメッセージをいただいたり。ただただ感謝。普段は単独行動が多い私も、改めて周りの人の大切さを思い知った。


以上、この2日間のメモでした。これを書いている今も県外ナンバーの警察車両が帰って行ったり、新たな車が伊豆山方面に向かって行ったりしています。まだ雨は止みませんが、安否の確認がとれていない方がどうか、どうか無事でありますように。今は祈るばかりです。

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