熱海の街に点在している熱海七湯をめぐるお散歩を楽しんでいます。
古くから温泉郷として名を馳せてきた熱海。大正時代までは、熱海温泉の中でも重要な位置を占めていた名湯が『熱海七湯』として知られていたそうです。現在ではその歴史的な七湯が熱海市によってモニュメントとして整備されています。7つすべてが観光の中心となるエリアの徒歩圏内にあるので、気軽に立ち寄ることができますよ。(入浴施設ではありません)
今回は、立地的にはちょっとマニアックかもしれない『野中の湯』。
というのも、野中の湯は熱海市街の観光スポットの集まるエリアからちょっとだけ離れているのです。熱海駅から来宮神社へ徒歩で行かれる方なら途中で通るかもしれません。野中というのはこの辺りの古い地名で、このお湯はあまり深さがなかったために入浴用としては使われなかったそうです。
他の七湯に比べるとひっそりとしていますが、そんなことはお構いなしにいつも蒸気はもうもう。手を近づけてみると、かなり遠くからでも熱さがわかります。ご注意ください。
『小沢の湯』のように卵も蒸せそうですが、卵や野菜をあたためないでくださいと明記されていますのであしからず。
周囲に観光スポットはありませんが、私は定期的に野中の湯の前を通ります。理由はこちら。
すぐそばにある熱海図書館です。私は図書館で本を借りることが多いので、熱海市役所に転入届を提出したその足でカードを作りに行って以来ずっとお世話になっています!
この日は入り口に花の都 熱海のマスコットキャラクター・あたみちゃんが目印の移動図書館・かもめ号が停まっていました。坂の多い熱海の街ですから、大切な役割を担っているのでしょう。
以上、熱海の生活に溶け込んでいる野中の湯でした。街を歩けば温泉に当たる、熱海散歩を楽しんでくださいね♡
♨︎熱海七湯めぐりシリーズ♨︎